帰化申請の面接について

日本においては、帰化を行うことは、これまでの自分の国籍を捨てて、日本の国籍を取得することです。

帰化することで、その国の国民として様々な待遇を受けることができるようになりますが、帰化するためには様々な審査が行われます。こちらでは、その審査の1つである面接についてご紹介します。

申請取り下げの場合

帰化申請を行うとまず提出された書類で「適する人物であるのか」「条件をクリアしているのか」が判断されます。そして実際の状況を十分にチェックされ、条件を満たしていれば面接になります。

申請書類や今までの在留状況に問題があると、申請の取り下げをすすめられます。帰化申請の取り下げは任意になりますが、取り下げをすすめられた書類を法務省に送っても不許可になる確率は高いです。

もし不許可となった場合でも、その不許可理由をクリアしてから再申請することはできます。

面接の内容

帰化申請の書類審査が通れば、面接を受けることになります。面接の内容は面接官や面接を受ける人によって異なりますが、以下のような内容がよく聞かれている内容です。

賞罰に関して

今まで賞罰を受けたことがないかの確認がされます。「賞」については、何か賞を受けていたり、ボランティア活動をしていたりすると印象が良くなるでしょう。「罰」については、交通違反や未成年時の刑罰についても正直に答えなくてはいけません。

家族に関して

現在の家族構成や、日本に来ることになった経緯、出生時のことや経歴、親兄弟の職業などが確認されます。

結婚している場合には偽装結婚ではないかの確認や、経営者であれば事業の内容の確認、なぜ日本国民になる必要があるのかなどの確認のために様々なことを聞かれます。聞かれたことに対しては、全て嘘偽りなく答えることが大切です。
分からないことや知らないことも、そのことを正直に答えるようにします。

日本で暮らしている日数

海外で暮らしている日数が長いと、帰化する必要がないとみなされてしまいます。
日本での暮らしが一定の期間を経過していないと、帰化申請はできないので気をつけましょう。

 

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